1)
include_once "基本ファイル";
require_once "基本ファイル";
などとすることがほとんどでした。プロジェクトが大きくなればなるほど、読み込むべきファイルが増えてゆく、というパターンでした。
さて、プロジェクトが大きくなって、数百を超えるぐらいのファイル数になってきた場合はどうでしょうか。さすがにすべてに1)を追加してゆくのはたいへんなので、“include するファイルをinclude する”手法を使うようになるかもしれません。
2)
まずは、
-a.php ----------
include "1.php";
include "2.php";
include "3.php";
-----------------
として、
実際のファイルでは、
include_once "a.php";
とすれば、数百のファイルで include したとしても、a.php だけを変えればOK!どんなもんだい。
といいことばかりのように思えますが、今度は、“ファイルによって、読み込むphpを変えたい”とか、“あとから追加したいファイルは、1.php を読み込んでほしいが、3.php の前に読み込んでほしい”などの要求が往々にして出てくるものなんです。
本当ですよ。
例えば、これまでの開発では、デザイン部分もこういう中で読み込んでしまうことが多々ありました。ところが、HTML の出力を始めてしまうと、例えば、
header ("location:...."); // 〜のURLに処理をジャンプさせる。
という命令が使えなくなってしまいます。この命令を使いたい場合には、html の出力を始める“前に”、条件分岐をするなどして設定してやる必要があります。
このへんがからまってくると、どうにも手がつけられなくなってしまいます。
そこで、Cake Framework の登場です。
フレームワークを使うと、このあたりをどのように解決できるのでしょうか?