CakePHPのマニュアルは、オンラインの翻訳システムによって、現在16ヶ国語で同時翻訳が進んでいます。プロの翻訳者はTRADOSなどのツールを使用して翻訳しますが、現在のbook.cakephp.org は、今後、主流となる翻訳ツールを予感させる、ある意味、翻訳システムの最先端をいっているシステムだと思います。(Translation Memoryが付けばあとは言うことなし!)
エンジニアきまぐれTips
「CakePHP のマニュアルは、Wiki風の作りになってて簡単に追加・編集できる。日本語版に今まで投稿してる人は数人しかいないけど、どうしてなんだろう。何か深い理由でもあるのだろうか?」
http://d.hatena.ne.jp/okinaka/20080721#1216650805いえいえ。今そこで、新しいWebアプリがようやく動き始めたばかりなんですよ…。
翻訳の心得が多少なりともある、または翻訳を志している、というような方がいらっしゃれば、ぜひ参加していただきたいと思います。
翻訳への参加方法:
1) まずは、book.cakephp.org/ja を眺めて、現在の様子を見てください。
2) 翻訳に参加する気になったら、右上にある“login”ボタンを押してみましょう。ここからスタートです。
3) 初回のログインであれば、まだアカウントがありません。"アカウントがない人は、bakery.cakephp.orgにアカウントを作ってください"と右側に書いてありますので、
http://bakery.cakephp.org/に進んでください。また右上に、今度は“register”とありますので、これをクリックします。ユーザ情報を登録してください。
4) 2)に戻る。
5) 最初は、英語に飛ばされてしまいますので、下にあるリンクから、"ja"を選択します。
6) どのページでも、翻訳したい部分があったら、"edit"ボタンをクリックします。その時に注意してほしいのは、もしeditリンクと同じ行に“there is a pending change for this section”と書いてあるようであれば、「保留されている編集済みのデータがある」ということです。だれかが既に翻訳・編集している可能性がありますので、そこの部分は変更しないほうが良いと思います。別な部分の作業に移りましょう。
7) 翻訳して、すぐにそれが反映されるわけではありません。(wikipediaなんかと一緒ですね。)編集者がOKすると、それが公開されます。ちなみに編集をやっているのは現在のところ、日本語の分からない英語話者ばかりなので、編集理由は必ず「英語で書いてください!」翻訳なら、“translation”、編集なら、"edited (その理由)"など、適当に説明を書いておきましょう。
ちなみに、英文の執筆自体も同じ理屈でだれでも書けるようになっているため、原稿はあっという間にいろいろ情報が追加されてゆきます。最初、ひとりでもくもくと訳していましたが、これは一人ではとうてい太刀打ちできない!と実感しました。まるでもぐらたたきです。なので、関心ある方はぜひ、積極的に参加してください。
日本語への翻訳ですが、私の場合、
1)1対1の逐語訳にはしない(意味を訳すようにこころがける)
2)あとからWebで検索することを考えて、ページの中に、英単語とカタカナを両方含めるようにしておく。(「モデル」でも、"model"でも検索にひっかかるように意識して訳す)
3)なるべく分かりやすく平易な日本語で訳す。(英語でもinformal formで訳すようにと指示があります。)
4)翻訳に時間がかかるようであれば、一度、原稿をエディタに貼り付けて作業し、翻訳が完成したら、それをまたペーストする(過去にはセッション時間切れを結構経験しました。修正されているかもしれませんが…。)
などをこころがけています。
AD7sixがRSSも出力するようにしてくれたので、モチベーションも上がると思います。システムのスピードもだいぶ改善されました。
CakePHPを使って助かっている人、翻訳のほうに関心のある人などなど、ぜひぜひ参加してみてください。
posted by SDozono at 11:44| 東京 🌁|
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