https://addons.mozilla.org/
現在では、個人使用や企業による活用だけでなく、大学や公共団体での活用も耳にするようになったCakePHPフレームワークですが、マレーシア政府初のオープンソースは、CakePHPによる会議システムだそうです。政府各省庁での利用などを目的に開発されています。開発は、マレーシアのオープンソース・コンピテンシー・センター(Open Source Competency Center)で行われており、当初は、このセンター内での会議運営・管理のために作成されたWebアプリケーションだったそうですが、これは他の部署でも使用できるのではないか、ということで、使用が今後、促進されてゆく可能性があります。
"MyMeeting is a web application specifically designed to help you to better manage your meetings and get more out of them. Initially developed at the Open Source Competency Center (OSCC), it is the Malaysian governments' first fully open source software. "
アジアでもオープンソースの活用が進んでいる、というのはこういう事例から肌で感じることができます。
開発者インタービュー記事はこちら。
マレーシアのOpen Source Competency Centerというのは、日本でいえば、情報処理推進機構のオープンソフトウェア・センターのようなところですね。
この会議予約システムを見てみると、予想したよりもずっとシンプルでした。下記に、スクリーンショットがいろいろあります。
http://knowledge.oscc.org.my/solution-areas/application/mymeeting/screenshots-of-mymeeting-versi2
これくらいなら自分でもすぐに作れる!と思う人も多くいると思いますが、こういう業務アプリケーションで必要なのは、「実際に使用して、本当に必要な機能を入れて、不要な機能を隠蔽してゆく」というプロセスです。それがなければ、どんなに多機能だとしても、“使える”ツールにはなりません。実際に公共団体の中で使用されているツールが公開される、というのは一つのニュースだと思います。
政府内での利用ということで、独特のニーズがあるかもしれませんが、作り変えて再利用するのはそれほど難しくないと思います。