わざと各駅の電車に乗って、最後の文章校正をして、やっとこ公開します。
安藤さん、岸田さん、新原さん、市川さん、渡辺さん、鈴木さんの渾身の力作、「CakePHP2実践入門」で勉強しています。(安藤さん、書籍を送ってくださり、どうもありがとうございます!)PHPでの開発にはCakePHPフレームワークが当たり前のように使われるようになって、大規模事例もよく耳にするようになってから、かなりの期間がたちました。この本には、そうした歴史を作ってきた開発者たちのノウハウがいっぱいつまった一冊です。どのページにも大事なことが書いてあって、まるで6人の講師による講習コースを一週間受けているような気になりました。
私の現在の仕事では、ここしばらくPerlとLinuxが中心で(使わなきゃいけないサーバにPHPが入っていないんですよ。あとデーモン類も書いているので。)なかなかCakeに触れていないのですが、この本を読むたびにまた新たなプロジェクトを立ち上げたくなります。
また、現在は Ruby on RailsやPython Djangoなどのツール類も使っていますが、PHPではとんとお目にかからない、"500 Internal Server Error"が出るたびに、サーバの中でエラーってなんだよ、なにが起こったのかすぐに教えてくれー、という気持ちになります。そういう点ではPHPってホントにいいですね!PHPでない仕事にかかわると、PHPの良さも見えてきます。
CakePHP1.Xの経験者がリハビリするための、特におすすめの章:
第3章 CakePHPを試してみよう
第12章 ユニットテスト
第17章 CakePHP1系からの移行
などでしょうか。非常に参考になる経験者ならではのノウハウがつまっています。
あと、この本のもう一つの特徴は、「Web上にある入門チュートリアルやマニュアルと情報がかぶっていない」ということです。Webで検索できるようなことはそちらで調べたら良い、という方針のもと(そうかな?)、よくみんながつまづく点、それ詳しく解説して欲しかったーと思う点などが重点的にまとめられています。
CakePHPをおいしく食べたいそこのあなた、『CakePHP2実践入門』はおすすめですよ!