MVCにそれぞれ対応した、Behavior(ビヘイビア), Helper(ヘルパー), Component(コンポーネント)は、CakePHP用語では“便利ライブラリ”を部品化したモジュールで、プラガブルに使うことのできる便利なものです。そして、bakery.cakephp.org には、じわじわと使えるライブラリとして情報があつまってきています。
Helper や Component はその性質からして、「後から使うかもしれないから、一応見ておこう」的な要素が強いのですが、Behaviorに関しては、モデルに直接、働きかけるだけあって、アプリの動作そのものに影響を与えるものが多く、使うことを真剣に考える機会もより多いのではないでしょうか。
Soft Deletable Behavior
By Mariano Iglesias (mariano)
http://bakery.cakephp.org/articles/view/soft-delete-behavior
このビヘイビアを入れてやると、delete() の挙動が論理削除になります。ただそれだけですが、かなり便利だと思います。
既存コードをさわらずにアプリの動作自体が変更できるのは、まさにフレームワークならではだと思います。
AliasBehavior
By Matthew Harris (kuja)
http://bakery.cakephp.org/articles/view/aliasbehavior
これもある意味、すごいビヘイビアなのではないかと。
擬似的にDBフィールドの別名を付けることができてしまいます。
これを使えば、WordpressでもXoopsでもOSCommerceでも、既存のDBをそのまま使ってCakePHPアプリをかぶせてしまえるのではないでしょうか。
話題変更。
jQueryで実現している下記のテーブルもなかなかすごいと思います。
decorateを1.2対応で作るなら、これを使いたい。
http://www.webplicity.net/flexigrid/
CakePHPで使う、という話題はあるだろうか、と調べたところ、こちらですでに議論されていました。ただしポルトガル語ですが。
http://groups.google.com/group/cake-php-pt/browse_thread/thread/262675845011a4bc