http://hades.phparch.com/ceres/public/article/index.php/art::cakephp::overview/0
を軽く訳してみました。
「CakePHPフレームワークの説明」
最近、PHPプログラミングで利用できるフレームワークがいろいろあります。
特に、ウェブ開発をすばやく進め、退屈な作業を減らし、より整理された形にすることを目指した、RAD(ラピッド・アプリケーション・デベロップメント、速攻アプリケーション開発)フレームワークが非常に多くなっています。CakePHPも、Ruby on Rails で非常に有名になったRADフィロソフィーを取り入れた、初期からのPHPプログラミング言語用フレームワークのひとつです。CakePHP v1.0は現在、PHPプログラミングでは非常に有名な、そして直感的なソリューションのひとつとなっています。
その理由は何でしょうか?
PHPプログラミング言語がポピュラーになった理由の中には、開発者が簡単にパワフルなウェブアプリケーションを作成できる、ということがあります。
PHPは動的に型づけされる言語で、手続き型言語として生まれ、当初は、単なるフォームインタプリタとして考え出されたものでした。当時は、いろいろなことが非常にシンプルでした。PHPの人気が出てくると、開発コミュニティが追加の関数や機能をコアの部分に含めて欲しいと求めるようになり、最新のPHP5では、WEB開発に関係したありとあらゆる機能が提供され、単なる基本フォームを扱うものから、プラットフォーム特有のシステム機能までもカバーしています。もちろんPHPにも弱点というものがあり、コアレベル(ネームスペースがない、命名規則が一貫していない、など。)でも、利用者レベルでも、きれいにまとまらない部分があります。PHPのコードは、HTMLページの中にそのまま埋め込むことができるので、たくさんの開発者(初心者から経験者まで)は、この特徴を使って、非常にからまったコードや、乱雑なスパゲッティコードのお手本のようなものを作っていました。
確かに、1枚のphpファイルを使い、データベースに接続し、幾つかの結果を取り出し、それでいくらかの操作をしてHTMLのテーブルで表示する、というのでも動きはします。でも、良いコーディングをする習慣を作るためには、それでは不十分です。巨大な、1枚で完結するするスクリプトが大量にあって、それぞれに同じくらいの、こんがらかった複雑なコードが入っているところを想像してみてください。想像できるのは、動くし、実行させれば速く動くかもしれない非常にごちゃごちゃのコードで、管理し、バグを取るのはまさに悪夢、というものです。
PHPコードを書く開発者たちとZendが最近まで特に「してこなかった」ことがあります。それは、こうしたカオス状態の中に秩序を作り、ある種の構造化や決まりごとを提供するフレームワークを公式に作成し、PHPアプリケーションの開発とメンテナンスを楽にする、ということです。ようやく新しいZendフレームワークで動き始めている、というところですが、おそらくそれは遅すぎたと言ってもよいかもしれません。新しいZendフレームワークはいまだ開発中であるのに対して、その代替策となる、驚くような効果を起こすことができる、安定したさまざまなフレームワークが登場しているからです。そして、"CakePHP"は間違いなく、その一つだと言うことができます。
2006年07月03日
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