CakePHPプロジェクトは trac という、EdgeWall Software による Pythonベースのプロジェクト管理ツールを使用しています。
(1)ユーザからの修正希望は Ticket で。
「バグだバグだ」と言われると、私個人としては、やる気をなくす(またはドキッとする)んですが、「Ticket出しときましたから」と言われると少し表現がソフトになるような気がします。tracのTicketというのは、バグだけでなく、改善要望や、アイデアの投稿なども含まれます。これが毎日、プロジェクトのほうに送られてくるんですが、これを見たい場合には、
Available Reports
https://trac.cakephp.org/report
とか、
tickets cakephp
http://groups-beta.google.com/group/tickets-cakephp/topics
とかがあります。もう、わんさか上がってきていますね。
で、それが処理されると下記でリアルタイムに分かります。
(2)今日の作業「まとめ」は Timeline で。
Timeline
https://trac.cakephp.org/timeline
適当な頻度でページを更新すると、どんどんTicketが処理されてゆく様子が見られます。だれがどんな風に処理したのかが分かります。今日もお疲れ様でした。
(3)で、未処理Ticketと処理されたTicketの数をグラフにすれば、どれくらいプロジェクトが進んでいるのかが分かるようになります。そのあたりを図式化するページがこちらです。
Roadmap
https://trac.cakephp.org/roadmap
非常に興味深いのは、「ロードマップ」というだけあって、今後にどのような展望があるのかをここで理解できる、ということです。
1.1 系 …… 基本機能は完成済み。バグの修正が主な処理。
1.2 系 …… 1.1 を拡張したい、こんな機能がほしい、という要望を実装
2.0 系 …… 1.2 とできないような大きな仕様変更になる拡張はこちらに。
3.0 系 …… 将来の展望?
3.0 がどんな具合になるのか、という予定ももう書き込まれていますよ!
ちなみにお仲間フレームワークの Symfony でも trac が使用されているので、見比べてみてもよいと思います。
http://www.symfony-project.com/trac/timeline
以前、「CakePHPはプロジェクトが遅い」というコメントを英語で書いた人がいたのですが、こういう開発状況を見る限り、かなりがしがしと開発が進んでいて、まったくもってお疲れ様です、と言いたくなります。
ただ、Ticketを見ると分かりますが、かなりのTicketでは修正コードが提示されているので、開発者は頭をひねってコードを作る、というより、提案されたコードが、フレームワークの整合性を保ちながら改良することになるのか、という点を「判断」する作業が主になっているように思います。
これぞ「オープンソースの開発サイクル」ですね。
一人で開発するよりも何倍も早いスピードで時間が流れてゆきます……。




