1. (少しの修正、またはそのままで)PHP4のサーバでもPHP5のサーバでも動く。既存サーバでも、新規サーバでもOK。多くの顧客に配布するWebアプリケーションであっても、PHPが動くならたいていの客先で動作可能。開発者も「そのサーバはPHP5ですか?」と確認する必要がない。PHP5であればベターです。しかし、確認したらPHP4だった、という場合でもうろたえることはないでしょう。
2. データベースをMySQLで作っておいて、あとからPostgreSQLにしたり、Oracleにしたりできる。
3. 将来的な不可分散に対応可能。大規模サイトに発展してもそのままいけるはず。
4. デザインの変更に強い。デザインはテンプレートを作り変えるような感覚で作業できるでしょう。
5. 「スピード、もうちょっと速くならない?」とわがままを言っても、たぶん何とかしてくれるはず。(最適化の方法がいろいろある。)
6. あとから人(デザイナー、プログラマ)を増やしても、共同作業が楽。(ファイルが分かれているので分業しやすい。)
7. 開発者のやる気を引き出せる。(たぶん。PHP嫌いな人はしょうがないですけど。)
8. システムの仕様変更に強い。「〜を〜に変更してください」というような要望にも、素のPHPで書いてあるより、作業しやすい(はず)。あとからAjax化することも、それほどの大作業にはなりません。
9. 国際サービスにしたかったら、CakePHPの分かる技術者を海外からも調達できる。今のところ、Zend Frameworkの分かる技術者を探すよりも楽なはず。英語の技術情報のほうが、日本語より多くあります。
10. “ある程度”のセキュリティを確保できる。究極的には各技術者のレベルに左右されますが、安全面の大枠はクリアできるはず。
まぁ、CakePHP以外のフレームワークを使用しても、かなりの点があてはまると思いますが…。とりあえず、2008年には、“サイト開発”でフレームワークを使用するのが当たり前になるのではないでしょうか。PHPでサイトを構築しようとお考えであれば、ご一考を。