2008年07月08日

SQLyog Job Agentの分析記事

以前、ちょっとばっかし開発を手伝った(というよりPHPスクリプトに関していろいろ文句とソースコードを書いたら採用された)SQLyog のシンク機能(MySQLサーバとMySQLサーバ間のリアルタイムdataシンクロナイズ)について、分析記事が投稿されていました。
非常に興味深い。
もう一年も前の記事なんですね。知りませんでした。PHPスクリプトでログを取って似たようなことをしていた2年前がなつかしい。私は、「日本語が通るはずだぁー」というところしか作業しませんでしたが・・・。

Xaprb
MySQL Table Sync vs. SQLyog Job Agent
http://www.xaprb.com/blog/2007/04/05/mysql-table-sync-vs-sqlyog-job-agent
"High Performance MySQL"の著者にして、Maatkit(MySQL Toolkit)の作者、Baron SchwartzによるSQLyogの分析です。

Maatkit
http://www.maatkit.org/resources.html
Maatkitはぜひ、MOONGIFTさんに取り上げてほしいと思います。ハイ。

このBaron Schwartzの記事にこたえて、SQLyog側もSyncのスピードを上げてきました。
SQLyog Sets New Standards for Data Synchronization Speed.
http://www.webyog.com/blog/2008/06/21/sqlyog-sets-new-standards-for-data-synchronization-speed/

SQLyog 7.0を試用してみましたが、スキーマシンクロナイズが簡略化?されていました。双方向のシンクロナイズから、ソース⇒対象、という一方向に変更され、事故が起こりにくくなりました。 
ラベル:MySQL
posted by SDozono at 21:24| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Database(MYSQL) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月08日

2007年はMYSQL5.1が熱い?!WEB屋がチェックすべきページ。

PHPフレームワークと切っても切り離せないのがデータベース。特に、開発者たちが日頃使用していることもあり、CakePHPではMYSQLでの使用がいちばん推奨されています。
現在、MYSQLにも大きな飛躍が起ころうとしているのを知ってます?

それは、「MYSQLクラスタリングが今後、おそらく(希望的観測では)近いうちに使い物になってゆくだろう」ということです。

MYSQLには「レプリケーション」という機能があり、これは実際に多くの事例で普通に使われています。

参考:【MySQLウォッチ】第7回 大規模システムを支えるMySQLのレプリケーション機能
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/ITPro/oss/20040524/2/

「レプリケーション」は簡単に言うと「1方向へのコピー機能」です。親MYSQLから子MYSQLにリアルタイムにデータをコピーしてゆきます。そのため、親がおかしくなった場合でも、子のMYSQLのデータが残っているので復旧できる、という機能でした。しかし、この「復旧」作業は自分で行う必要がありました。

これに対して「クラスタリング」というのは、「複数のデータベースを細胞のようにつなげる」仕組みです。どれかのMYSQLサーバが停止すると、自動的に他のサーバが肩代わりします。またどれかが復旧すると自動的に“自分の隊列に戻って作業を開始する”ようなことが可能になります。

詳しくは下記の記事など。
【MySQLウォッチ】第28回 MySQL 5.1期待のクラスタリング機能
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060715/243478/

実はこれまでもこの機能はあったんですが、「非常にたくさんのメモリがサーバに必要」だったために、実際に採用されている例はそれほど増えてはいませんでした。

ところが現在、これが「ストレージ対応」になるように改良されています。正式リリースが出るようになったら、どんなことが起こるでしょうか。

1)自宅サーバでも簡単に「止まらないデータベースサーバ」を構築可能。
2)安価なレンタルサーバのデータベースのスピードが向上。データが失われることも(停止することも)ほぼなくなる。

というようなことが起きます。
すると、企業向けの止まってはいけないシステムであっても容易に構築できるようになり、中小企業でも「WEBサービスで基幹業務」という事例がますます一般的になるのではないでしょうか。

今年は「MYSQLでクラスタリング」という記事が増えそうに思います。
ただ、現在もこれは改良が続けられている最中です。

現在の最新状態は下記のページで調べることができますので、要チェックです。

E.1. Changes in release 5.1.x (Development)
http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/en/news-5-1-x.html

このページの情報を見てみると、今現在のところはバグ退治がかなり行われていることが見て取れます。正式リリースが待ち遠しいですね!

*追記*
う〜ん、日本でも事例がありますね。えらい。8GBのメモリだそうだ。

100万ダウンロードユーザに対応するMySQL Clusterシステム
http://www.acornnetworks.co.jp/products/mysql/index.html

ここでも技術者たちの挑戦が。
MySQL Forums :: Cluster
http://forums.mysql.com/list.php?25
ラベル:MySQL NDB Cluster
posted by SDozono at 13:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | Database(MYSQL) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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